企業の映像活用を考えるとき、多くの方がまず思い浮かべるのはテレビやWebのCMではないでしょうか。一方で近年は、「ブランデッドムービー」と呼ばれる映像を活用する企業が増えています。
どちらも企業や商品を伝えるための映像ですが、目的も伝え方も大きく異なります。この記事では、ブランデッドムービーとCMの違いと、それぞれに向いている企業を解説します。
ブランデッドムービーとは
ブランデッドムービーとは、企業やブランドの価値観・想いを、物語を通じて伝える映像のことです。
商品の機能や価格を直接アピールするのではなく、その企業が大切にしていることや、商品が生まれた背景、そこで働く人の姿などを描きます。見た人が物語に共感し、結果としてその企業やブランドを好きになってもらうことを目指します。
CMとは
CM(コマーシャル)は、商品やサービスの認知や購入を促すための広告映像です。テレビやWeb広告の枠を購入して配信するのが一般的で、15秒や30秒といった短い時間で、商品名や特徴を印象的に伝えます。
ブランデッドムービーとCMの違い
目的
- CM:商品やサービスを知ってもらい、購入や問い合わせにつなげる
- ブランデッドムービー:企業やブランドへの共感や信頼を育てる
長さ
- CM:15秒〜30秒程度の短い尺が中心
- ブランデッドムービー:数分程度のものが多く、物語を描くための時間を取る
伝え方
- CM:商品の魅力を、短い時間で分かりやすく直接伝える
- ブランデッドムービー:売り込みは控えめにし、物語を通じて価値観を伝える
届け方
- CM:広告枠を購入し、視聴者が選ばなくても目に入る形で届ける
- ブランデッドムービー:自社サイト、SNS、会社説明会、展示会など、見たいと思った人が自分から見る場面で活用されることが多い
効果の現れ方
- CM:配信している期間に、認知や売上への効果が出やすい
- ブランデッドムービー:すぐに売上に結びつくとは限らないが、長く使える資産として、企業のイメージを少しずつ積み上げていく
どちらを選ぶべきか
CMが向いているケース
- 新商品やキャンペーンを、短期間で多くの人に知ってもらいたい
- 商品の特徴が分かりやすく、短い時間で伝えられる
- 広告を配信する予算を確保できる
ブランデッドムービーが向いているケース
- 競合と機能や価格で差がつきにくく、「選ばれる理由」をつくりたい
- 企業の理念や想いを、社員や求職者にも伝えたい
- 一度制作した映像を、Webサイト・採用・営業・イベントなど、長く幅広く活用したい
どちらか一方を選ぶ必要はありません。ブランデッドムービーで企業への共感を育て、CMで商品を知ってもらうというように、目的に応じて組み合わせることもできます。
ブランデッドムービーを制作するときに大切なこと
伝えるべき「物語」を見つける
ブランデッドムービーの出来を大きく左右するのは、何を描くかです。美しい映像でも、どの企業にも当てはまるような内容では、見た人の心には残りません。その企業にしか語れない出来事や想いを見つけることが出発点になります。
売り込みすぎない
物語の途中で商品の説明を詰め込みすぎると、見る人は「広告を見せられている」と感じてしまいます。伝えたいことを絞り、物語そのものに語らせることが大切です。
使う場面から考える
Webサイトに掲載するのか、採用説明会で流すのか、展示会で上映するのかによって、適した長さや構成は変わります。制作前に、どこで誰に見てもらうのかを決めておきましょう。
ODD PICTURESのブランデッドムービー
ODD PICTURESでは、企業に眠る「シンボリックストーリー」を丁寧な取材で掘り起こし、ブランデッドムービーとして形にしています。シンボリックストーリーとは、その企業らしさを象徴する、他社には語れない独自の物語のことです。
価格競争から抜け出し、「この会社だから選びたい」と思ってもらうための映像づくりについては、こちらのページで制作事例とあわせてご紹介しています。
「自社にどんな物語があるのか分からない」という段階からでもご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。


