求人票や採用サイトの文章だけでは、会社の雰囲気や働く人の姿はなかなか伝わりません。そこで活用できるのが、職場の様子や社員の言葉を具体的に伝えることができる採用動画です。
ただ、動画を作れば応募が増えるわけではありません。何を伝え、どんな順番で見せるかによって、求職者の受け止め方は大きく変わります。この記事では、採用動画で伝えるべきことと、構成のポイントを解説します。
採用動画で伝えるべき3つのこと
1. 仕事の中身
入社したら、どんな仕事を、どんな環境でするのか。実際の仕事内容や働く環境は、求職者が会社を選ぶうえで重要な情報です。担当する業務や職場の様子、1日の流れなどを具体的に見せることで、入社後の自分を想像しやすくなります。
2. 一緒に働く人
「どんな人と働くのか」は、会社選びの大きな判断材料です。社員が自分の言葉で仕事について語る姿からは、話の内容はもちろんのこと、表情や声の調子、人柄など、文章よりもずっと多くのことを伝えることができます。
3. 会社が大切にしていること
仕事の内容や条件が似ている会社は、ほかにもあります。その中でも、会社が何を目指し、何を大切にしているかを明確にすることは、求職者が自分の考え方と照らし合わせ、「この会社で働きたい」と思えるかを判断する手がかりになります。
応募につながる構成の流れ
採用動画は、誰に、何を伝えたいかによって構成が変わります。まずは、募集する職種や対象者、動画を見てもらう場面を整理します。そのうえで、社員の物語を通じて仕事や会社への理解を深めてもらう場合は、次の流れが一つの例になります。
- 冒頭で引き込む:最初の数秒で、会社らしさが伝わる印象的な場面や言葉を見せる
- 社員の物語を描く:一人の社員が、なぜこの会社を選び、どんな経験をしてきたのかを伝える
- 仕事の実際を見せる:現場の様子や、仕事のやりがいと大変さを具体的に伝える
- 会社が目指すものを伝える:これからどこへ向かうのか、そのために一緒に働く仲間を求めていることを伝える
- 行動を促す:説明会やエントリーなど、次にとってほしい行動を示す
会社の説明から始めるのではなく、「人」の物語、例えば、入社前に抱いていた疑問、仕事で経験した迷い、挑戦などを中心に据えると、見る人が自分ごととして受け止めやすくなります。
良いことだけを伝えない
採用動画では、つい会社の良い面ばかりを見せたくなります。しかし、仕事の大変さや厳しさにも触れておくことで、映像全体の信頼感が高まります。
入社前に抱いていたイメージと実際の仕事とのずれは、早期離職の一因になり得ます。仕事の大変さに加え、それにどう向き合い、周囲がどう支えているかも伝えることで、ミスマッチを防ぎ、入社前後の認識のずれを減らす助けになります。
使う場面に合わせて長さを変える
採用動画の長さは、使う場面と伝える内容に合わせて決めます。以下は目安です。
- 会社説明会や採用サイト:社員の物語や仕事の実際を伝える場合は、3分〜5分程度で構成します。ドラマ仕立てのブランデッドムービーの場合は8分〜15分くらいがよく採用されています。
- SNSや求人広告:例えば15秒〜1分程度で関心を引き、採用サイトや詳しい動画へつなげます。掲載先の仕様に合わせた調整も必要です。
一度の撮影で、長い版と短い版の両方を作ることもできます。最初にどこで使うかを決めておくと、撮影の段階から無駄なく準備できます。
出演する社員の選び方
出演する社員は、話の上手さだけで選ぶ必要はありません。大切なのは、その人の価値観や仕事への姿勢を通じて、求職者が一緒に働いてみたいと思えるかどうかです。
- 求職者と年齢や立場が近い若手社員
- 会社の価値観を体現している中堅社員
- 会社の方向性を語れる経営者や管理職
このように、立場の違う人を組み合わせると、会社の姿を立体的に伝えられます。
撮影は採用スケジュールから逆算する
採用動画は、説明会や採用サイトでの公開など、使い始める日から逆算して準備します。制作期間は、取材や撮影の規模、表現方法、社内確認にかかる時間によって変わります。希望する公開日と用途を早めに共有し、企画・撮影・編集・確認の日程を組んでおきましょう。
ODD PICTURESの採用動画
ODD PICTURESでは、実際に働く社員の経験や想いを丁寧な取材で掘り下げ、その会社ならではの仕事や価値観が伝わる採用動画を制作しています。社員が何を考え、どのように仕事に向き合っているのかを物語として描き、求職者がその会社で働く姿を具体的に思い描ける映像を目指します。
制作事例は、こちらのページでご紹介しています。
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